60PM034|第60回 作業療法士国家試験 過去問
感染対策で正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
感染対策では「接触感染」を防ぐための基本的な行動が問われています。特に、排泄物に汚染された衣類の処理は、直接的な接触による感染リスクが高く、適切な個人防護具の使用が求められます。
解説
作業療法士が実務で直面する感染対策は、標準予防策(手洗い、手指衛生など)と経路別対策(飛沫、接触、空気感染など)に分けられます。本問では「便で汚染した衣類の交換時」に必要な対応が問われています。
排泄物に汚染された物の処理は、接触感染のリスクが高く、その際に「ガウンを着用する」ことが標準的な感染管理の対応です。これは、汚染された衣類に触れることで皮膚や服にウイルスが付着し、その移行を防ぐためです。
一方、他の選択肢は以下の通り誤りです。
- 吐物の付着した手をアルコールで洗うのは、ノロウイルスなどのアルコール抵抗性ウイルスに対応できず、石けんと流水による物理的洗浄が適切です。
- ノロウイルスは主に接触感染で、陰圧室(空気感染対策)は不要です。
- 患者に直接接触しなくても手指衛生は必要です。環境表面(テーブル、スイッチなど)を通じた感染が起こり得るため、常に実施すべきです。
- インフルエンザ患者は解熱後も感染性が残るため、規定された隔離期間が経過しないと訓練はできません。
選択肢の確認
1.吐物の付着した手はまずアルコール製剤で洗う。:誤り。アルコールは効果が薄く、石けんと流水が適切。
2.ノロウイルス感染症の患者は陰圧室に隔離する。:誤り。接触感染が主で、陰圧室は不要。
3.便で汚染した衣類の交換時はガウンを着用する。:正しい。接触感染予防のため。
4.患者に直接接触しなければ手指衛生は不要である。:誤り。環境由来の感染リスクがあるため、常に必要。
5.インフルエンザ患者は解熱直後から作業療法室で訓練できる。:誤り。解熱後も感染リスクが残るため、隔離期間を経てから。
覚えるポイント
「便で汚染された衣類の交換」は、接触感染のリスクが高いため、ガウン・手袋の着用が必須です。これにより、患者と職員の間の感染拡大を防ぐことができます。