60AM078第60回 作業療法士国家試験 過去問

正しい組合せはどれか。

解答・解説を見る

正解: 3

正答

3

この問題のポイント

臨床心理学的技法とその開発者を正確に結びつける力が問われます。特に、作業療法においても認知行動療法的アプローチを用いた対人スキルの訓練に重要な役割を果たす「社会生活技能訓練(SST)」の開発者を正しく識別することが、試験で求められる知識です。

解説

社会生活技能訓練(SST)は、対人関係におけるコミュニケーションや社会的行動を訓練する技法で、Robert Paul Libermanが開発したものです。この技法は、認知行動療法(CBT)の原則をもとに、患者が日常的な社会的場面で適切な行動を取れるように支援します。特に精神疾患(例:統合失調症)のリハビリテーションにおいて広く用いられており、対人スキルの改善に効果的とされています。

一方、他の選択肢についても確認すると、オペラント条件づけはB.F. スキナーが提唱、自動思考はA. ベックの認知療法で核心的概念、マインドフルネスはJ. カバット・ジンが提唱、動機づけ面接はW. ミラーが開発したため、それぞれの対応は誤りとなります。

選択肢の確認

1.オペラント条件づけ A. Beck:誤り。Beckは認知療法の開発者。条件づけはSkinner。
2.自動思考 J. Kabat-Zinn:誤り。自動思考はBeckの理論。Kabat-Zinnはマインドフルネスの提唱者。
3.社会生活技能訓練 R. Liberman:正しい。SSTの開発者。
4.動機づけ I. Pavlov:誤り。Pavlovは古典的条件づけ。動機づけ面接はMillerが開発。
5.マインドフルネス W. Miller:誤り。Millerは動機づけ面接の開発者。マインドフルネスはKabat-Zinnが中心的に提唱。

覚えるポイント

「SST → Liberman」という組み合わせを、社会的スキル訓練の文脈で思い浮かべてください。作業療法においては、患者の社会的参加を支援するための技法として、この技法は頻出です。記憶の鍵は「社会生活技能訓練(SST)」と「R. Liberman」の組み合わせです。

60AM07760AM079
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)