60AM066|第60回 作業療法士国家試験 過去問
血球と機能の組合せで正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3.血小板 ─── 止血
この問題のポイント
血球の機能を正確に理解することは、臨床現場で患者の内環境を把握する上で重要です。特に、止血という「一次防衛反応」は外傷や創傷の早期対応に直結するため、作業療法士が患者の生活行動(ADL)や環境適応においても、その生理的背景を理解しておく必要があります。
解説
血小板は、血管が損傷した際に損傷部位に集積し、粘着・凝集を起こして血栓を形成します。この過程で「一次止血」と呼ばれる、最も初期の止血反応を担います。また、血小板は凝固因子の活性化を促進し、二次止血にも関与します。この機能は、創傷後の組織修復や、日常生活における外傷リスクの評価に直結するため、臨床的にも重要です。
一方、他の選択肢は生理学的誤解を含んでいます。単球はマクロファージに変化して貪食を行うが、抗体産生はB細胞(形質細胞)の機能です。顆粒球は細菌貪食に関与しますが、酸素運搬は赤血球(ヘモグロビンによる)に属します。赤血球は酸素運搬に特化しており、細胞性免疫とは関係ありません。リンパ球は免疫応答の一部を担いますが、細菌貪食は好中球や単球に属する機能です。
選択肢の確認
1.単 球 抗体産生:誤り。抗体産生はB細胞(形質細胞)の機能。
2.顆粒球 酸素運搬:誤り。酸素運搬は赤血球の機能。
3.血小板 止 血:正しい。血管損傷時の一時的止血を担う。
4.赤血球 細胞性免疫:誤り。細胞性免疫はT細胞の機能。
5.リンパ球 細菌貪食:誤り。細菌貪食は好中球・マクロファージの機能。
覚えるポイント
「血小板=止血」は記憶に残るシンプルな組み合わせ。外傷や創傷後の生活行動(例:手術後の生活復帰)において、その生理的背景を理解することで、患者の安全と生活の質をより正確に評価できます。