60AM040|第60回 作業療法士国家試験 過去問
精神科作業療法のインテーク面接時に聞き取る内容で適切でないのはどれか。
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正解: 3
正答
3.発病時の状況
この問題のポイント
精神科作業療法のインテーク面接は、患者の現在の生活状態や動機づけを理解し、作業療法の介入を効果的に導入するための初期段階です。その中で、患者の「現在の困りごと」「興味」「将来の希望」を把握することは重要ですが、発病時の詳細は医療的な診断プロセスに属し、患者に再体験を求めるのは心理的負担を引き起こすリスクがあります。
解説
インテーク面接の目的は、患者と信頼関係を築き、作業療法の介入に向けた目標設定を進めるためです。そのため、患者が現在どのように生活しているか、何に困っているか、何に興味を持っているか、将来どのような生活を望んでいるかを聴取します。これらの情報は、日常生活の支援や作業療法の種目設計に直結します。一方、発病時の状況は、患者の過去の病歴や診療記録に記録されており、作業療法士が患者にその詳細を尋ねることは、再体験や不安を引き起こす可能性があるため、適切ではありません。医療チーム(特に精神科医)がその情報を把握していることから、インテーク面接ではその内容は中心的ではありません。
選択肢の確認
1.趣 味:患者の生活に深く関わり、作業療法の動機づけに寄与するため、適切。
2.将来の希望:介入の方向性を決める上で重要で、適切。
3.発病時の状況:医療記録に属する情報であり、患者に直接尋ねるのは適切でない。誤り。
4.困っていること:日常生活の課題を把握するための基本情報で、適切。
5.作業療法でやりたい種目:患者の希望を尊重し、動機づけを高めるため、適切。
覚えるポイント
「発病時の話は、作業療法士のインテークでは聞かない。医師やカルテに任せろ」と覚えてください。インテークは「今」の患者を理解するための場であり、過去の病歴はその場で確認すべきではありません。