60AM035第60回 作業療法士国家試験 過去問

ASIA 機能障害尺度〔ASIA Impairment Scale〈AIS〉〕で正しいのはどれか。2 つ 選べ。

2つ選択
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正解: 2・4

正答

2・4

この問題のポイント

ASIA機能障害尺度(AIS)は、脊髄損傷後の感覚・運動機能を標準的に評価するための手法で、感覚と運動の両面を評価する。特に、感覚評価に「触覚」が含まれ、運動評価は「0〜5」の6段階で行われる点が重要。

解説

ASIA(American Spinal Injury Association)が定めたAISは、脊髄損傷後の機能を客観的に評価するための基準であり、感覚と運動の2つの項目で評価を行う。感覚評価では、各皮節(dermatome)において「痛覚(ピン刺し)」と「軽い触覚」を評価し、運動評価では主要筋(key muscles)に対してMMT(Manual Muscle Testing:徒手筋力検査)による0〜5の6段階で評価される。この6段階は、運動機能の程度を明確に分類するための標準であり、AIS分類(A〜E)の基礎となる。一方、関節可動域の測定や特定の節(例:第4頸髄節)の運動評価はAISの評価項目に含まれず、臨床的意義は低い。

選択肢の確認

1.握力を測定する。:間違っている。AISでは握力の測定は行われず、主要筋の運動を評価する。
2.触覚を評価する。:正しい。感覚評価に軽い触覚が含まれ、各皮節で評価される。
3.関節可動域を測定する。:間違っている。関節可動域はAIS評価項目に含まれない。
4.運動は6 段階で評価する。:正しい。運動評価は0〜5の6段階で行われ、主要筋群を対象とする。
5.第4 頸髄節の運動を評価する。:間違っている。C4の運動はAIS標準で評価されず、上肢の評価はC5〜T1に焦点を当てる。

覚えるポイント

AISで「触覚を評価する」「運動は6段階で評価する」が正解。感覚評価の2項目(痛覚・触覚)と運動評価の6段階(0〜5)をセットで覚えることで、臨床現場での正確な評価が可能になる。

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