60AM025|第60回 作業療法士国家試験 過去問
二次予防はどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正答
3.糖尿病患者への食事指導
この問題のポイント
作業療法士国家試験で問われる「予防の段階」は、臨床現場で頻出の知識です。特に「二次予防」とは、既に疾患が確定している患者に対して、その進行を防ぐための介入を指します。この問では、患者の生活習慣や行動に介入することで合併症の悪化を抑制する「食事指導」が典型的な例です。
解説
二次予防とは、「すでに疾患を有する人に対して、その重症化や合併症の進行を防ぐ」ことを目的とした介入です。糖尿病患者に与える食事指導は、腎症や網膜症、神経障害などの合併症を早期に防ぐための重要な手段です。作業療法士が提供する生活指導の中でも、こうした「生活習慣の調整」は、患者の自立を支えながらも、疾患の進行を抑制するための適切な介入です。
一方、他の選択肢は次の通りです。
- 高齢者の骨折予防指導は、疾患発生前に予防するため、一次予防。
- 健康高齢者への運動指導は、健康リスクの低減を目的とし、一次予防。
- リウマチ患者への生活指導は、機能維持に重きを置くが、重症化予防に特化していないため、二次予防に近いが、より典型的な例とは言えない。
- インフルエンザワクチンは、感染を防ぐため、一次予防。
選択肢の確認
1.高齢者の骨折予防指導:疾患発生前。一次予防。
2.健康高齢者への運動指導:健康維持。一次予防。
3.糖尿病患者への食事指導:既存疾患の重症化予防。 正解。
4.リウマチ患者への生活指導:機能維持に近く、三次予防に近い。
5.インフルエンザワクチン接種:疾病発生防止。一次予防。
覚えるポイント
「既に病気がある人 → 重症化を防ぐ指導」=二次予防。
作業療法士が提供する生活指導の中で、患者の生活習慣を調整して合併症を予防するケースは、試験で頻出です。特に「糖尿病患者への食事指導」は、理解しやすい代表例です。