59PM092|第59回 作業療法士国家試験 過去問
先天性心疾患の中で頻度が高いのはどれか。
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正解: 4
正答
4.心室中隔欠損症
この問題のポイント
先天性心疾患の頻度を理解する上で、最も頻出な病態を正しく識別することが重要です。作業療法士が臨床現場で患者の状態を把握するためには、心の構造異常の基本的な頻度知識は、ADL(日常生活動作)や環境適応の介入計画に直結します。
解説
先天性心疾患では、心室中隔欠損症(VSD)が最も頻度が高いとされています。この病態は、心室の間にある中隔が欠損しており、左右の心室間で血液が短絡(L→R shunt)を起こすことで、肺血流を増加させます。その結果、肺高血圧が進行し、Eisenmenger症候群に至る場合もあります。臨床的にも、VSDは新生児期から発見されやすく、先天性心疾患全体の約30〜40%を占めるため、最も一般的な疾患です。この頻度は、作業療法士が患者の身体的・精神的負担、特に呼吸機能や活動耐性の理解に直結します。
一方、動脈管開存症(PDA)や心房中隔欠損症(ASD)は比較的頻度は高くても、VSDに比べると少ないです。三尖弁狭窄症や肺動脈狭窄症は極めてまれで、臨床的にもその頻度は低いとされています。
選択肢の確認
1.三尖弁狭窄症:頻度が極めて低い。
2.動脈管開存症:約12%と中程度だが、VSDに比べて少ない。
3.肺動脈狭窄症:約8〜10%で、VSDに次ぐが最多ではない。
4.心室中隔欠損症:約30〜40%で、最も頻度が高い。
5.心房中隔欠損症:約10〜15%で、VSDに次ぐが最多ではない。
覚えるポイント
「VSDは最も多く、ADLの制限や呼吸困難の原因として頻出」を記憶すると、臨床現場での患者評価や介入計画立案に即座に活かせます。