59PM085第59回 作業療法士国家試験 過去問

Guillain-Barré 症候群の診断で有用なのはどれか。

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正解: 3

正答

3.髄液検査

この問題のポイント

Guillain-Barré症候群(GBS)は、免疫系が末梢神経を誤って攻撃する自己免疫性疾患です。診断には、臨床症状(筋力低下、感覚異常、反射消失)と、その特徴的な検査所見の組み合わせが重要です。その中で、最も診断に寄与する検査は「髄液検査」です。

解説

GBSの診断において、髄液検査(腰椎穿刺)は極めて有用です。その特徴的な所見は「蛋白細胞解離」と呼ばれます。すなわち、髄液中のタンパク質が上昇している一方、白血球数(細胞数)は正常または軽度増加しています。このパターンは、GBSの診断に強く関連しており、発症後1〜2週間で顕著に現れます。他の検査では、このような特異的な所見が得られず、診断の根拠としては位置づけられます。

作業療法士としての視点から言えば、患者は筋力低下や歩行困難によりADL(日常生活動作)に大きな影響を受けます。そのような状態を評価する際、正確な診断が介入計画の立案に不可欠です。そのため、診断に必要な検査の理解は、患者の生活支援に直結します。

選択肢の確認

1.CT:末梢神経疾患では診断的価値が乏しい。神経の構造を確認できるが、GBSの特徴的所見は得られない。
2.MRI:神経根の増強を確認できるが、診断確定には不可欠ではない。
3.髄液検査:正しい。蛋白上昇・細胞数正常という特徴的所見が診断に不可欠。
4.脳波検査:脳の活動を評価するが、末梢神経の異常とは無関係。
5.血液培養検査:先行感染(例:カンピロバクター)の検出に有用だが、GBSの診断自体には直接関与しない。

覚えるポイント

「蛋白↑・細胞数正常」=GBSの診断的ヒント。
腰椎穿刺で得られるこの所見は、臨床的に最も信頼できる指標です。作業療法介入の前に、正確な診断がなければ、適切な支援計画は立てられません。

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