59AM048|第59回 作業療法士国家試験 過去問
心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律 〈心神喪失者等医療観察法〉で継続的に関与するケアマネージャーの役割を担うのは どれか。
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正解: 4
正答
4.社会復帰調整官
この問題のポイント
心神喪失者等の医療観察において、継続的なケアマネジメントを担う役割は、法的に定められた専門職に限られる。その中で、対象者の生活全般(入院から退院、地域での生活まで)を包括的に支援する「継続的関与」を担うのは社会復帰調整官である。
解説
心神喪失者等医療観察法では、重大な他害行為を行った者の安全を確保し、適切な医療・生活支援を実現するために、保護観察所に所属する社会復帰調整官が、対象者の処遇全体を俯瞰してケアマネジメントを行う。これは、入院中の生活支援、退院後の地域連携、生活環境の調整など、一貫した支援体制を構築する役割を担う。社会復帰調整官は、精神保健福祉士などの専門職が任命され、医療・福祉・生活面での継続的関与が可能になる。
作業療法士としての視点から言えば、ADL(日常生活能力)や環境調整、生活リズムの維持といった「作業的支援」が、このケアマネジメントの重要な要素となる。したがって、対象者の生活の質を高めるための継続的介入が、社会復帰調整官に求められる。
選択肢の確認
1.鑑定医:精神鑑定を行い、裁判所に専門的意見を提供するが、継続的ケアマネジメントは担わない。
2.検察官:他害行為の有無を調査・訴追するが、ケアマネジメントとは関係ない。
3.裁判官:処遇決定を行う司法的権限を持つが、関与は一時的で継続的ではない。
4.社会復帰調整官:正解。保護観察所に配置され、対象者の生活全般に対して継続的に関与する。
5.精神保健参与員:审判において意見を述べるが、継続的ケアマネジメントは担わない。
覚えるポイント
「継続的ケアマネジメント」を担うのは「社会復帰調整官」。保護観察所に所属し、入院から地域へかけての生活支援を一貫して進める。作業療法士が関わる環境調整や生活支援の実現には、この役割の存在が不可欠である。