59AM042|第59回 作業療法士国家試験 過去問
疾患と症状の組合せで適切なのはどれか。2 つ選べ。
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正解: 1・5
正答
1・5
この問題のポイント
睡眠障害の診断に必要な「疾患と症状の正確な対応」を確認する問題。特に、類似症状をもつ疾患(例:ナルコレプシーと睡眠時無呼吸症候群)を混同しないことが重要。作業療法士が臨床で診断を立てる際の「症状の特徴把握」が鍵。
解説
概日リズム障害では、内因性の睡眠・覚醒リズムが遅延しており、慢性的な夜更かしや起床困難が見られる。これは、生活リズムの調整が困難な患者に多く見られるため、日常活動のスケジューリングに影響を与える。むずむず脚症候群では、下肢に「むずむず」「虫が這う」といった異常感覚が現れ、特に夜間や安静時に増悪する。これらの症状は、患者の生活質の低下や睡眠障害の原因として重要である。
一方、睡眠関連摂食障害はノンレム睡眠中に無意識に過食するため、拒食とは異なる。睡眠時無呼吸症候群の特徴はいびきや日中の過眠であり、睡眠発作とは関係ない。ナルコレプシーでは「情動脱力発作(カタプレキシー)」が特徴で、外部刺激(笑い・驚き)に反応して一時的に筋肉が弛緩する。カタレプシー(外部刺激に反応しない姿勢固定)はその他の疾患で見られるが、ナルコレプシーの正確な症状はカタプレキシーである。
したがって、正確な組み合わせは「概日リズム障害→夜更かし」と「むずむず脚症候群→異常感覚」である。
選択肢の確認
1.概日リズム障害 夜更かし:正しい。内因性リズムの遅延による慢性的な夜更かし。
2.睡眠関連摂食障害 拒 食:間違え。過食が特徴。
3.睡眠時無呼吸症候群 睡眠発作:間違え。睡眠発作はナルコレプシーの症状。
4.ナルコレプシー カタレプシー:間違え。正確な症状はカタプレキシー。
5.むずむず脚症候群 異常感覚:正しい。夜間増悪する異常感覚が特徴。
覚えるポイント
「夜更かし=概日リズム障害」「異常感覚=むずむず脚症候群」を記憶。ナルコレプシーは「カタプレキシー」と「睡眠発作」を、睡眠時無呼吸は「いびき・過眠」を、それぞれ正確に区別することで、臨床判断を確実に進める。