120A7|第120回 医師国家試験 過去問
脳・精神・感覚器・皮膚脳神経内科代謝性脳症・睡眠関連
アルコール多飲に伴う神経障害の訴えで特徴的なのはどれか。
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正解: e
正解
e 「ものが2つに見える」
解説
アルコール多飲では末梢神経障害に加えて、ビタミンB1欠乏を背景にWernicke脳症を生じることがあります。
このとき特徴的なのが眼球運動障害で、患者の訴えとしては複視、すなわち「ものが2つに見える」が典型的です。
歩行失調や意識障害を伴うこともあり、見逃せません。
各選択肢の整理
a 「顔が痛い」
三叉神経障害を示唆する訴えで、典型的ではありません。b 「飲み込みづらい」
球麻痺や舌咽神経、迷走神経系の障害を示唆し、典型的ではありません。c 「目が閉じにくい」
顔面神経麻痺の訴えであり、典型的ではありません。d 「耳が聞こえづらい」
聴神経障害を示唆する訴えで、典型的ではありません。e 「ものが2つに見える」
正解です。外眼筋麻痺による複視は、アルコール多飲に関連するビタミンB1欠乏で重要な所見です。
覚えるポイント
- アルコール多飲で複視、失調、意識障害がそろえば、Wernicke脳症を疑います。
- 治療ではビタミンB1投与を急ぐことが重要です。