119B44|第119回 医師国家試験 過去問
外科系脳神経外科脳血管障害・くも膜下出血
病状の進行に関わるリスクファクターのうち、この患者が有するのはどれか。
解答・解説を見る
正解: d
正解
d 脂質異常症
判断のポイント
119B43 の症例は、頸動脈の粥状硬化性病変を考える問題です。
その進行に関わる代表的なリスクファクターは次のとおりです。
- 脂質異常症
- 高血圧
- 糖尿病
- 喫煙
このうち、この患者が明らかに有しているのは脂質異常症です。
この患者で該当する所見
LDLコレステロールが 196 mg/dL と高値で、明らかな脂質異常症です。
これは頸動脈プラーク形成や狭窄進行の重要な危険因子です。
各選択肢の検討
a 飲酒
機会飲酒であり、この問題で進行リスクとして挙げる中心ではありません。b 運動不足
週末にジムへ通っており、この選択肢は当てはまりません。c 家族歴
家族歴として示されているのは母の大腸癌であり、動脈硬化性疾患の家族歴ではありません。d 脂質異常症
正しい選択肢です。LDL 196 mg/dL は強いリスクです。e 糖尿病
空腹時血糖 105 mg/dL、HbA1c 5.2%で糖尿病ではありません。
ひっかけポイント
血圧もやや高く、実際には高血圧も重要な危険因子です。
しかし今回の選択肢の中で、患者が明確に有しているものは脂質異常症です。
まとめ
この患者が有する病状進行のリスクファクターは、脂質異常症です。