118E48第118回 医師国家試験 過去問

内科系呼吸器COPD・喘息・気道疾患

救急外来で治療を行い、症状が安定したため帰宅となった。 翌日の外来受診時に処方すべき薬剤はどれか。

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正解: e

正解

e 吸入副腎皮質ステロイド/長時間作用性β2刺激薬配合剤

病態の考え方

前問の症例は、気管支喘息の増悪です。
救急外来でいったん改善して帰宅できても、それで治療が終わりではありません。

喘息は気道炎症が本体なので、再発予防のためにはコントローラー治療が必要です。

なぜこの薬か

吸入副腎皮質ステロイド

気道炎症を抑える、喘息治療の中心薬です。

長時間作用性β2刺激薬

気管支拡張作用を持ち、症状コントロールを助けます。

この配合剤は、炎症抑制と気管支拡張の両方を担えるため、外来での長期管理薬として適切です。

各選択肢の整理

a 利尿薬

心不全で用いる薬であり、喘息の長期管理には関係しません。

b 抗ヒスタミン薬

アレルギー性鼻炎には有用ですが、喘息コントローラーの中心ではありません。

c マクロライド系抗菌薬

細菌感染の治療薬であり、この症例の基本治療ではありません。

d 吸入長時間作用性抗コリン薬

COPDで重要な薬です。
喘息でも追加薬として使うことはありますが、基本は吸入ステロイドを軸に考えます。

e 吸入副腎皮質ステロイド/長時間作用性β2刺激薬配合剤

正解です。
外来での長期管理薬として適切です。

ひっかけポイント

救急で症状が軽快すると、そのまま様子見にしたくなります。
しかし、増悪を起こした時点で長期管理の見直しが必要です。

覚えるポイント

喘息治療では、

  • 発作時は気管支拡張
  • 長期管理では吸入ステロイドを中心にする

という軸を押さえることが重要です。

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