118C27|第118回 医師国家試験 過去問
社会医学・医療システム医療倫理・医療安全プロフェッショナリズム・法令
ある疾患への偏見・スティグマを軽減する医療者のアプローチで誤っているのはどれか。
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正解: c
正解
c 患者の特徴を社会通念に従って類型化する。
解説
スティグマを軽減するには、患者を一人の個人として理解し、偏見や固定観念を減らす姿勢が重要である。
したがって、社会通念に従って患者を類型化することは、スティグマを軽減するどころか、むしろ強めるため不適切である。
適切なアプローチ
a 患者の話を傾聴する。
適切。患者の経験や苦痛を本人の言葉で理解することは、偏見を減らす第一歩である。b 疾患に関する最新の知見を調べる。
適切。誤解や思い込みではなく、科学的知識に基づいて対応することが重要である。d 自分が持っているかもしれない偏見に注意を向ける。
適切。医療者自身の無意識の偏見に気付くことが、スティグマ軽減につながる。e 患者が排除されず社会に参画するための支援を検討する。
適切。医療だけでなく、就労や生活支援も含めた社会参加の支援が大切である。
誤っているアプローチ
- c 患者の特徴を社会通念に従って類型化する。
誤り。患者を一括りにして見る態度は、個別性を失わせ、偏見や差別を助長する。
ひっかけポイント
- 「類型化」は一見すると理解を助けるように見えるが、実際にはステレオタイプ化につながりやすい。
- スティグマ対策では、一般論より個別性を重視する。
覚えるポイント
- 傾聴、学習、自己内省、社会参加支援は適切
- 類型化、決めつけ、固定観念は不適切