117F2|第117回 医師国家試験 過去問
内科系血液貧血・溶血
汎血球減少を呈するのはどれか。2つ選べ。
2つ選択
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正解: c・d
正解
c 再生不良性貧血
d 骨髄異形成症候群
汎血球減少とは
赤血球、白血球、血小板のすべてが減少する状態です。
したがって、骨髄全体の造血が落ちる病態をまず考えます。
正しい選択肢
c 再生不良性貧血
骨髄低形成により、全血球系統の産生が低下します。
そのため、典型的に汎血球減少をきたします。
d 骨髄異形成症候群
無効造血が主体で、1系統だけでなく複数系統の血球減少を起こします。
国試では、再生不良性貧血と並ぶ汎血球減少の代表です。
誤りの選択肢
a 赤芽球癆
障害されるのは赤血球系のみです。
白血球や血小板までまとめて減る病態ではありません。
b 鉄欠乏性貧血
基本は赤血球系の異常です。
汎血球減少を第一に考える疾患ではありません。
e 慢性リンパ性白血病
基本像は成熟リンパ球の増加です。
進行例では骨髄浸潤などで他系統が減ることもありますが、国試の基本的な整理では汎血球減少の代表には入れません。
国試での判断軸
汎血球減少を見たら、まず
- 再生不良性貧血
- 骨髄異形成症候群
- 骨髄浸潤性疾患
- 急性白血病
を考えるのが基本です。
覚えるポイント
- 赤芽球癆は赤血球だけ。
- 再生不良性貧血は全系統低下。
- 骨髄異形成症候群も汎血球減少をとりうる。
この切り分けで解ける問題です。