117C12|第117回 医師国家試験 過去問
社会医学・医療システム公衆衛生疫学・保健統計
我が国における、将来人口を定常的に保てる合計特殊出生率(人口置換水準)の値に最も近いのはどれか。
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正解: d
正解
d 2.1
解説
人口置換水準とは、長期的に人口規模を保つために必要な合計特殊出生率のことである。
1人の女性が平均して何人の子どもを産めば、親世代の人口を次世代で置き換えられるか、という指標である。
先進国では、おおむね2.07前後が人口置換水準とされる。
選択肢の中で最も近いのは2.1である。
なぜ 2.0 ではないのか
単純に考えると、夫婦2人に対して子ども2人なら人口は維持されそうに見える。
しかし実際には、
- 出生時の男女比が1対1ではないこと
- 生殖年齢までに死亡する人が一定数いること
を考慮する必要があるため、2.0より少し高い値になる。
各選択肢の検討
a 1.0
低すぎる。世代再生産はできない。b 1.1
低すぎる。c 1.9
近いように見えるが、人口置換水準としてはやや低い。d 2.1
正しい。国試では人口置換水準としてこの値を選ぶ。e 4.0
高すぎる。
覚えるポイント
国試では、人口置換水準 ≒ 2.1で覚える。
実数は年や前提条件でわずかに変動するが、選択肢問題では 2.1 を選べれば十分である。