116F10|第116回 医師国家試験 過去問
社会医学・医療システム公衆衛生医療制度・社会保障
離島における唯一の診療所で医療を実践するうえで優先度が低いのはどれか。
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正解: a
正解
- a 高度医療の提供
解説
離島における唯一の診療所では、限られた人員と設備の中で、地域住民に対する初期診療、継続診療、救急時の振り分け、連携を担うことが重要です。
そのため優先されるのは、自治体や後方支援病院との連携、搬送体制、遠隔支援体制の整備です。
一方、高度医療の提供は、多数の専門職や高度な設備を必要とするため、離島の単独診療所に最優先で求められる役割ではありません。必要時は地域中核病院へつなぐ体制を整えることのほうが重要です。
各選択肢の検討
a 高度医療の提供
正しい選択肢です。優先度は低いです。離島診療所に求められる中心的役割ではありません。b 自治体との連携
重要です。保健、福祉、介護、防災との連携が地域医療では不可欠です。c 他の医療機関との連携
重要です。専門治療や入院が必要な患者を適切に紹介するために必須です。d 遠隔読影システムの整備
重要です。専門医がいない地域では、画像診断支援の仕組みが大きな助けになります。e 救急搬送システムの整備
重要です。重症患者を島外へ搬送する体制は生命線です。
国試での判断軸
離島医療やへき地医療では、すべてをその場で完結することよりも、必要な医療へつなぐ仕組みを作ることが重要です。
この視点でみると、連携や搬送体制は優先度が高く、高度医療の自前完結は優先度が低いと判断できます。
覚えるポイント
- へき地医療の中心は総合診療と連携
- 自治体、後方病院、搬送体制が重要
- 高度医療は集約化し、必要時に紹介する