32AM82|第32回 柔道整復師国家試験 過去問
生理学・運動学細胞・筋・神経生理筋収縮・活動電位
神経細胞の軸索を伝導する活動電位で正しいのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正答
2
この問題のポイント
活動電位は、刺激が閾値に達すると一定の大きさで発生します。
この性質を全か無かの法則といいます。
解説
神経細胞の軸索では、膜電位が閾値に達すると活動電位が発生します。活動電位の大きさは刺激の強さに比例して大きくなるのではなく、発生するかしないかのどちらかです。
これを全か無かの法則といいます。
活動電位には不応期があります。不応期により、興奮が一方向に伝わりやすくなります。
また、活動電位は同じ軸索上を伝導します。通常、隣接する別の軸索へ直接伝わるわけではありません。
伝導速度は、軸索が太いほど速く、有髄線維では跳躍伝導により速くなります。
生理で見るポイント
活動電位は全か無か、不応期、一方向性、太い線維ほど速い、有髄線維ほど速い、という基本をセットで覚えます。
選択肢の確認
1.不応期はない。
誤り。
活動電位には不応期があります。不応期があるため、すぐに次の活動電位が発生しにくくなり、興奮の一方向性にも関係します。
2.全か無かの法則に従う。
正しい。
活動電位は、閾値に達すると一定の大きさで発生し、閾値に達しなければ発生しません。この性質を全か無かの法則といいます。
3.隣接する別の軸索に伝わる。
誤り。
活動電位は基本的に同じ軸索上を伝導します。隣接する別の軸索へ直接伝導するわけではありません。
4.軸索が細いほど速く伝わる。
誤り。
一般に、軸索は太いほど電気的抵抗が小さく、伝導速度が速くなります。細いほど速いという記述は不適切です。
覚えるポイント
- 活動電位は全か無かの法則に従う。
- 活動電位には不応期がある。
- 軸索が太いほど伝導速度は速い。
- 有髄線維では跳躍伝導により速く伝わる。