32AM81|第32回 柔道整復師国家試験 過去問
生理学・運動学細胞・筋・神経生理筋収縮・活動電位
筋細胞膜に発生した活動電位を筋細胞の深部に伝えるのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
骨格筋では、筋細胞膜に生じた活動電位を細胞深部へ伝える構造が必要です。
その役割をもつのが横行小管です。
解説
筋細胞膜に活動電位が発生すると、その興奮は横行小管を通って筋細胞の深部へ伝わります。
横行小管は、筋細胞膜が細胞内に入り込んだ構造です。これにより、表面の興奮が筋原線維の深部まで素早く伝えられます。
横行小管の興奮は筋小胞体に伝わり、筋小胞体からカルシウムイオンが放出されます。カルシウムイオンはアクチンとミオシンの相互作用を可能にし、筋収縮が起こります。
生理で見るポイント
活動電位を深部へ伝えるのは横行小管、カルシウムイオンを貯蔵・放出するのは筋小胞体です。役割を混同しないようにします。
選択肢の確認
1.神経線維
誤り。
神経線維は神経細胞の興奮を伝える構造です。筋細胞膜に発生した活動電位を筋細胞の深部へ伝える構造ではありません。
2.横行小管
正しい。
横行小管は筋細胞膜が陥入した構造で、活動電位を筋細胞の深部へ伝えます。筋収縮の開始に重要です。
3.筋小胞体
誤り。
筋小胞体はカルシウムイオンを貯蔵し、興奮に応じて放出します。活動電位を深部へ伝える主役は横行小管です。
4.ミトコンドリア
誤り。
ミトコンドリアはATP産生に関係します。筋収縮に必要なエネルギー供給には重要ですが、活動電位を深部へ伝える構造ではありません。
覚えるポイント
- 活動電位を筋細胞深部へ伝えるのは横行小管。
- 筋小胞体はカルシウムイオンを貯蔵・放出する。
- カルシウムイオンは筋収縮開始に重要。
- ミトコンドリアはATP産生に関係する。