32AM4|第32回 柔道整復師国家試験 過去問
関係法規・社会保障・医療安全患者対応・医療安全医療事故・インシデント
インシデントはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
インシデントは、一般にヒヤリ・ハットに近い概念です。
実際に重大な被害が生じる前に、不測の事態や事故につながる可能性が認識されたものを指します。
解説
医療安全では、インシデントとアクシデントを区別することが重要です。
インシデントは、患者に重大な被害が生じなかった、または被害に至る前に発見された事象です。事故につながる可能性があった出来事として、再発防止のために報告・分析します。
一方、患者に実際の被害が生じた場合は、アクシデントや医療事故として扱われます。
ひっかけポイント
インシデントは「実害が大きく出た事故」ではなく、「事故になりかけた事象」や「不測の事態が予想された事象」として理解します。
選択肢の確認
1.患者が医療施設内で転倒し負傷した。
誤り。
患者が転倒して負傷しているため、実際に被害が生じています。これはインシデントというより、アクシデントや事故として扱う内容です。
2.医療的準則に従わず患者に被害が生じた。
誤り。
医療的準則に従わず、さらに患者に被害が生じているため、医療過誤や医療事故に関係する内容です。インシデントの説明としては不適切です。
3.医療行為によって不測の事態が予想された。
正しい。
不測の事態が予測され、事故や被害につながる可能性がある段階で把握された事象は、インシデントとして考えます。再発防止のために報告・分析することが大切です。
4.医療行為によって医療従事者に被害が生じた。
誤り。
医療従事者に実際の被害が生じた事象であり、労働災害や医療安全上の事故として扱われます。患者の事故予防に関するインシデントの説明としては適切ではありません。
覚えるポイント
- インシデントは、事故につながる可能性があった事象。
- アクシデントは、実際に被害が生じた事故として整理する。
- 医療安全では、インシデントを報告して再発防止につなげる。