32AM16|第32回 柔道整復師国家試験 過去問
柔道整復理論・外傷学脱臼・小児肘肩鎖関節脱臼
肩鎖関節上方脱臼で誤っているのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
肩鎖関節上方脱臼は、肩外側への転倒などで起こりやすい外傷です。
好発は高齢者よりも、スポーツや転倒外傷の多い若年から壮年の男性として整理します。
解説
肩鎖関節は、鎖骨遠位端と肩峰でつくられる関節です。肩鎖関節上方脱臼では、肩峰に対して鎖骨遠位端が上方へ突出します。
発生機序としては、肩外側を直接打つ直達外力が多く、転倒やスポーツ外傷でみられます。
分類としてトッシー分類が用いられ、損傷の程度により捻挫から完全脱臼までを整理します。
ひっかけポイント
肩周囲の外傷でも、上腕骨外科頸骨折は高齢者に多く、肩鎖関節脱臼は若年から壮年の活動性が高い人に多い、という違いを押さえます。
選択肢の確認
1.高齢者に好発する。
正答。記述としては誤り。
肩鎖関節上方脱臼は、高齢者に好発する外傷としては扱いません。スポーツや転倒などによる若年から壮年の外傷として出題されやすいです。
2.トッシー分類がある。
記述としては正しい。
肩鎖関節脱臼では、損傷程度を評価する分類としてトッシー分類があります。肩鎖靱帯や烏口鎖骨靱帯の損傷程度を整理するうえで重要です。
3.直達外力による発生が多い。
記述としては正しい。
肩鎖関節上方脱臼は、肩外側を直接打つ外力で発生することが多いです。転倒して肩を強打した場合などをイメージします。
4.鎖骨遠位端が上方に転位する。
記述としては正しい。
肩鎖関節上方脱臼では、鎖骨遠位端が肩峰に対して上方へ転位します。外観上、鎖骨外端部の突出がみられます。
覚えるポイント
- 肩鎖関節上方脱臼は、肩外側への直達外力で起こりやすい。
- 鎖骨遠位端が上方へ転位する。
- トッシー分類で損傷程度を整理する。
- 高齢者好発ではなく、活動性の高い若年から壮年に多い外傷として覚える。