119C090|第119回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床歯科矯正学
側面頭部エックス線規格画像と上下顎切歯歯軸の値(別冊No. 37)を別に示す。 ヘッドプレートコレクションの値を求めよ。 ただし、FMIA の基準値は57 度とする。なお、小数点以下第2 位を四捨五入す ること。 (数値回答形式を選択式に変換)

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正解: c
正答
c
この問題のポイント
ヘッドプレートコレクションは、下顎切歯を目標FMIAへ移動するために必要な空隙量です。正答は2.0mmです。
解説
使う考え方
日本人の目標FMIAを57°とし、患者のFMIAとの差を求めます。角度差2.5°を下顎切歯切縁の移動量1 mmに換算し、左右両側分として2倍します。
計算の流れ
1.側面頭部エックス線規格画像の値から患者のFMIAを求める。
2.目標値57°との差を求める。
3.角度差を2.5°で除して、一側の必要空隙量へ換算する。
4.左右分として2倍する。
正答値2.0mmに対応する角度差は2.5°であり、1 mm × 2側 = 2.0mmとなります。
画像の確認
実画像の側面頭部エックス線規格像には上顎切歯歯軸121.5度、上下切歯間角113.0度、下顎切歯と下顎下縁平面の角97.5度が明示されている。これらから現在のFMIAと基準値57度との差を求め、ヘッドプレート上の移動量へ換算すると2.0 mmとなる。
選択肢の確認
a.1.8mm
誤り。
1.8mmは、目標FMIAとの差を2.5°で1 mmに換算し左右2倍する計算結果と一致しません。
b.1.9mm
誤り。
1.9mmは正答となる換算値ではありません。
c.2.0mm
正しい。
目標FMIAとの差を距離へ換算し左右分を合計すると2.0mmです。
d.2.1mm
誤り。
2.1mmは換算後の正答値を上回ります。
e.2.2mm
誤り。
2.2mmは本問の角度差から得られる値ではありません。
覚えるポイント
- ヘッドプレートコレクションは下顎前歯の位置補正に必要な空隙量です。
- 日本人の目標FMIAは設問では57°です。
- 角度差2.5°を1 mmに換算し、左右分として2倍します。