119B026|第119回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床歯科矯正学
口腔内に装着された矯正装置(別冊No. 4)を別に示す。 この装置の作用様式と矯正力の種類の組合せで正しいのはどれか。1 つ選べ。

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正解: c
正答
c
この問題のポイント
口腔内に固定された矯正装置では、ワイヤーなどの弾性回復力が長時間作用するため、持続的な器械的矯正力と判断します。
解説
矯正力は、作用時間から持続的・断続的・間歇的に、発生源から器械的・機能的に分類します。マルチブラケット装置や固定式装置では、装着中のワイヤー、スプリング、エラスティックチェーンなどが歯に器械的な力を加え続けます。
機能的矯正力は、患者自身の筋機能や顎運動を利用する装置で生じます。装置の形だけでなく、固定式か可撤式か、力の発生源が材料の弾性か筋機能かを確認します。
画像の確認
実画像では両側第一大臼歯のバンドに口蓋側のワイヤーが固定され、ばね部分を備えた固定式拡大装置が装着されている。装置を外さずワイヤーの弾性で力を加え続けるため、作用は持続的・器械的である。
選択肢の確認
a.間歇的 器械的
誤り。
間歇的な器械的力は、可撤式装置を装着している間だけ器械的な力が作用する場合などにみられます。提示装置の分類とは異なります。
b.間歇的 機能的
誤り。
間歇的な機能的力は、機能的矯正装置を装着して筋活動を利用する場合に相当します。
c.持続的 器械的
正しい。
固定式装置の弾性材料が長時間作用するため、持続的な器械的矯正力です。
d.持続的 機能的
誤り。
持続的な機能的力という分類は、提示された固定式器械的装置の作用様式に合いません。
e.断続的 器械的
誤り。
断続的な器械的力は、力が徐々に減衰して一時的にゼロになるような作用を指します。提示装置の基本的分類は持続的器械的です。
覚えるポイント
- 固定式ワイヤー装置は持続的・器械的です。
- 機能的矯正力は筋機能や顎運動を利用します。
- 作用時間と力の発生源を分けて判定します。