72PM029|第72回 臨床検査技師国家試験 過去問
細胞内小器官で糖鎖の付加を行うのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
分泌蛋白や膜蛋白の翻訳後修飾を担う細胞内小器官を選びます。
解説
ゴルジ装置は粗面小胞体から運ばれた蛋白質や脂質を受け取り、糖鎖の修飾・付加、硫酸化、選別、梱包を行います。その後、分泌小胞、細胞膜、リソソームなど目的地別に輸送します。
N結合型糖鎖の初期付加は粗面小胞体で始まり、ゴルジ装置でさらに加工されます。国試では「蛋白質への糖鎖付加・修飾=ゴルジ装置」と整理します。
選択肢の確認
1.核
誤りです。
核はDNAの保存・複製と転写の中心ですが、蛋白質の糖鎖付加を行う場ではありません。
2.中心体
誤りです。
中心体は微小管形成中心として細胞分裂や細胞骨格形成に関与します。糖鎖修飾は行いません。
3.ゴルジ装置
正しいです。
ゴルジ装置は蛋白質や脂質の糖鎖修飾、選別、梱包を行います。
4.リソソーム
誤りです。
リソソームは加水分解酵素を含み、細胞内物質を分解します。糖鎖付加の中心ではありません。
5.ミトコンドリア
誤りです。
ミトコンドリアはTCA回路、電子伝達系、ATP産生などを担います。糖鎖付加を行う小器官ではありません。
覚えるポイント
- 糖鎖修飾・選別・梱包はゴルジ装置です。
- 蛋白合成はリボソーム、分泌蛋白の初期処理は粗面小胞体です。
- リソソームは分解、ミトコンドリアはエネルギー産生を担います。