72PM022|第72回 臨床検査技師国家試験 過去問
MRI 検査で脳脊髄液が高信号となる撮像法はどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
MRIの基本的な信号特性を整理し、脳脊髄液が明るく描出される撮像法を選びます。
解説
自由水を多く含む脳脊髄液はT2緩和時間が長く、T2強調画像では高信号に描出されます。病変の浮腫や水分増加も高信号となるため、T2強調画像は水分に富む病変の評価に有用です。
FLAIRはT2強調を基礎としながら脳脊髄液の信号を抑制する反転回復法です。したがって脳室周囲やくも膜下腔近傍の病変を、明るい髄液に埋もれず描出できます。
選択肢の確認
1.FLAIR
誤りです。
FLAIRでは脳脊髄液の信号を抑制するため、髄液は低信号になります。
2.T1 強調画像
誤りです。
T1強調画像では脳脊髄液は低信号で、脂肪や亜急性期血腫などが高信号になりやすいです。
3.T2 強調画像
正しいです。
T2強調画像では水分に富む脳脊髄液が高信号になります。
4.拡散強調画像
誤りです。
拡散強調画像は水分子の拡散制限を強調し、急性期脳梗塞などが高信号になります。正常髄液を高信号としてみる基本撮像ではありません。
5.プロトン密度強調画像
誤りです。
プロトン密度強調画像では髄液が比較的高信号となり得ますが、国試で水を明瞭な高信号として問う基本はT2強調画像です。
覚えるポイント
- T1では水は低信号、T2では水は高信号です。
- FLAIRは脳脊髄液のT2高信号を抑制します。
- 拡散強調画像は急性期脳梗塞の拡散制限に有用です。