72AM087|第72回 臨床検査技師国家試験 過去問
ABO 血液型検査で正しいのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正答
4
この問題のポイント
ABOオモテ検査とウラ検査で、検体・試薬・反応温度・滴下量を区別します。
解説
ABOウラ検査では患者血漿または血清中の抗A・抗Bを、既知のA1血球・B血球と反応させます。試験管法では一般に患者血漿〈血清〉を2滴、3〜5%試薬赤血球浮遊液を1滴加えて反応させます。
オモテ検査は患者赤血球上のA・B抗原を抗A・抗B試薬で調べます。ABO判定ではオモテ・ウラ検査の一致が原則で、不一致があれば年齢、疾患、輸血歴、移植歴、寒冷抗体、亜型などを検討します。
選択肢の確認
1.ウラ検査はスライド法で行う。
誤りです。
ウラ検査は原則として試験管法などで行い、スライド法は反応条件を管理しにくいため標準的ではありません。
2.ウラ検査は 37 ℃で反応させる。
誤りです。
ABO自然抗体は主にIgMで室温付近でよく反応します。37℃のみで行うと反応が弱くなることがあります。
3.オモテ検査の試薬は 2 滴滴下する。
誤りです。
オモテ検査では抗A・抗B試薬を通常各1滴用います。2滴という記述は適切ではありません。
4.ウラ検査は血漿(血清)を 2 滴滴下する。
正しいです。
ウラ検査では患者血漿または血清を通常2滴加え、既知A1血球・B血球と反応させます。
5.オモテ検査の試験管法は 10%赤血球浮遊液を作製する。
誤りです。
オモテ検査の試験管法には通常2〜5%程度の患者赤血球浮遊液を用います。10%は濃すぎます。
覚えるポイント
- オモテ検査は患者赤血球のA・B抗原をみます。
- ウラ検査は患者血漿中の抗A・抗Bをみます。
- ウラ検査は患者血漿2滴、試薬赤血球1滴が基本です。