71PM070|第71回 臨床検査技師国家試験 過去問
蛋白合成阻害作用を有する抗菌薬はどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
抗菌薬を、細胞壁合成、蛋白合成、核酸合成、葉酸代謝などの作用点で分類します。
解説
テトラサイクリン系は細菌の30Sリボソームサブユニットに結合し、aminoacyl-tRNAのA部位への結合を妨げて蛋白合成を阻害します。一般に静菌的に作用します。
蛋白合成阻害薬には、アミノグリコシド、マクロライド、リンコサミド、クロラムフェニコール、オキサゾリジノンなどもあります。
選択肢の確認
1.キノロン系
誤り。
キノロン系はDNA gyraseやtopoisomerase IVを阻害し、核酸合成を妨げます。
2.サルファ剤
誤り。
サルファ剤は葉酸代謝系のdihydropteroate synthaseを阻害します。
3.カルバペネム系
誤り。
カルバペネム系はPBPに結合し、細胞壁ペプチドグリカン合成を阻害します。
4.ホスホマイシン系
誤り。
ホスホマイシンはMurAを阻害し、細胞壁合成の初期段階を妨げます。
5.テトラサイクリン系
正しい。
テトラサイクリン系は30Sリボソームに作用して蛋白合成を阻害します。
覚えるポイント
- テトラサイクリンは30Sです。
- マクロライドは50Sです。
- βラクタム系・ホスホマイシンは細胞壁合成阻害です。