71PM035|第71回 臨床検査技師国家試験 過去問
ビリルビンで正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
ビリルビンの化学構造、光吸収、酸化、抱合と排泄を整理します。
解説
ビリルビンはヘムの分解で生じる黄色色素で、4個のピロール環が直鎖状につながったテトラピロールです。ビリルビンが酸化されると緑色色素のビリベルジンになります。
非抱合型〈間接〉ビリルビンは水に溶けにくく、アルブミンと結合して運搬されるため尿中へ濾過されません。肝でグルクロン酸抱合された抱合型〈直接〉ビリルビンは水溶性となり、胆汁へ排泄されます。
選択肢の確認
1.極大吸収波長は 520 nm である。
誤り。
ビリルビンの吸収極大は可視光域のおおむね450 nm前後で、520 nmではありません。
2.2 つのピロール環で構成される。
誤り。
ビリルビンは4個のピロール環からなる直鎖状テトラピロールです。2個ではありません。
3.酸化されるとビリベルジンになる。
正しい。
ビリルビンは酸化されるとビリベルジンになります。
4.間接ビリルビンは尿中に排泄される。
誤り。
間接ビリルビンはアルブミン結合性で水に溶けにくく、通常は尿中に排泄されません。
5.直接ビリルビンは HPLC 法で α 分画に検出される。
誤り。
HPLCのα分画は主に非抱合ビリルビンで、直接ビリルビンは抱合型やδ分画などに含まれます。
覚えるポイント
- ビリルビンは4個のピロール環を持ちます。
- 酸化でビリベルジンになります。
- 非抱合型は尿中へ出ず、抱合型は水溶性です。