71PM028第71回 臨床検査技師国家試験 過去問

人体の磁気共鳴画像を得るために対象としている核種はどれか。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

臨床MRIで信号源として利用する原子核を理解します。

解説

臨床で一般的なMRIは、主に**水素原子核〈1H、プロトン〉**の核磁気共鳴を利用します。水素は人体の水や脂肪に豊富で、核スピンと磁気モーメントを持つため、強い信号を得やすい核種です。

静磁場内で水素原子核を整列させ、ラーモア周波数の高周波パルスを加えます。その後の縦緩和〈T1〉と横緩和〈T2〉に伴う信号を受信し、位置情報を磁場勾配で付加して画像化します。

選択肢の確認

1.硫 黄
誤り。
硫黄原子核は一般的な臨床MRIの主な信号源ではありません。

2.酸 素
誤り。
酸素は人体に多い元素ですが、通常のMRIでは酸素原子核を主対象としません。

3.水 素
正しい。
水素原子核は水と脂肪に豊富で、一般的な臨床MRIの主な信号源です。

4.炭 素
誤り。
炭素を対象とするMR分光などはありますが、通常の人体MRIの主対象ではありません。

5.窒 素
誤り。
窒素も特殊な核磁気共鳴測定の対象になり得ますが、一般的な臨床MRIの主対象ではありません。

覚えるポイント

  • 通常のMRIは1Hプロトンを利用します。
  • 水素は人体の水・脂肪に多く信号が強いです。
  • T1・T2緩和と磁場勾配から画像を作ります。
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