71AM063|第71回 臨床検査技師国家試験 過去問
血液細胞数測定の模式図(別冊No. 13)を別に示す。 この測定で正しいのはどれか。 2 つ選べ。

2つ選択
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正解: 4・5
正答
4、5
この問題のポイント
電気抵抗法〈Coulter原理〉の測定原理と、白血球測定時の溶血処理を理解します。
解説
模式図は**電気抵抗法〈Coulter原理〉**です。電解質溶液中の細胞が細孔を1個ずつ通過すると、一時的に電気抵抗が増加してパルスが生じます。パルス数は細胞数、パルスの大きさは主として細胞容積に対応します。
白血球数を測定するときは赤血球を溶血させてから残った有核細胞を計数します。赤血球破砕片と血小板の粒度分布は重なることがあり、電気抵抗法だけで常に完全に区別できるわけではありません。
模式図で見るポイント
電極、細孔、細胞通過時のパルスという三つの要素から電気抵抗法を判断します。
選択肢の確認
1.交流電流を用いる。
誤り。
電気抵抗法では基本的に直流電流を用いて細孔通過時の抵抗変化を検出します。
2.破砕赤血球と血小板を区別できる。
誤り。
赤血球破砕片と血小板は大きさが重なり得るため、常に確実に区別できるという記述は誤りです。
3.パルス電圧は細胞の重量に比例する。
誤り。
パルス電圧は細胞の重量ではなく、主として細胞容積に比例します。
4.溶血処理した後に白血球を計測する。
正しい。
白血球測定では赤血球を溶血処理した後に白血球を計数します。
5.細孔を通過するときの電気抵抗の変化を測定する。
正しい。
細胞が細孔を通過するときの電気抵抗変化を測定する方法です。
覚えるポイント
- Coulter原理は細孔通過時の電気抵抗変化です。
- パルス数は細胞数、パルス高は細胞容積に対応します。
- 白血球測定では赤血球を溶血させます。