71AM062|第71回 臨床検査技師国家試験 過去問
巨核球で誤っているのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
巨核球の大きさ、倍数性、分化因子、血小板産生を整理します。
解説
巨核球は骨髄中最大級の造血細胞ですが、一般的な直径はおよそ50〜100 μm程度であり、平均直径200 μmという記述は大きすぎます。成熟過程で細胞分裂を伴わずDNA複製を繰り返す内分裂により、多倍体の核を形成します。
トロンボポエチンは巨核球系の分化・成熟を促進します。成熟巨核球の細胞質から前血小板が伸び、1個の巨核球からおよそ2,000個程度の血小板が産生されます。巨核球は血小板と共通するGPIIb/IIIaなどを発現します。
選択肢の確認
1.正常成熟巨核球は多倍体となる。
記述としては正しいです。
成熟巨核球は内分裂により多倍体となります。
2.巨核球の平均直径は 200 μm である。
正答。記述としては誤りです。
巨核球は大型ですが、平均直径200 μmではなく、一般に50〜100 μm程度です。
3.トロンボポエチンは巨核球を分化成熟させる。
記述としては正しいです。
トロンボポエチンは巨核球系の分化・成熟を促します。
4.1 つの巨核球は 2,000 個程度の血小板を産生する。
記述としては正しいです。
1個の巨核球から約2,000個前後の血小板が産生されます。
5.巨核球は血小板糖蛋白質〈GP〉Ⅱb/Ⅲa を発現する。
記述としては正しいです。
巨核球は血小板系抗原であるGPIIb/IIIaを発現します。
覚えるポイント
- 巨核球は50〜100 μm程度の大型細胞です。
- 成熟巨核球は多倍体です。
- TPOが分化・成熟を促し、約2,000個の血小板を産生します。