71AM033|第71回 臨床検査技師国家試験 過去問
蛋白質に糖鎖の付加が行われるのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
分泌蛋白の合成・修飾・輸送を、粗面小胞体とゴルジ装置で整理します。
解説
分泌蛋白や膜蛋白は粗面小胞体で合成され、ゴルジ装置で糖鎖の付加・修飾、選別、梱包を受けます。特にO結合型糖鎖の付加や、N結合型糖鎖の成熟はゴルジ装置で進みます。
N結合型糖鎖の基本骨格付加は粗面小胞体から始まるため、細胞生物学的には両小器官が関与しますが、本問では蛋白質の糖鎖修飾を担う代表小器官としてゴルジ装置を選びます。
選択肢の確認
1.核
誤り。
核はDNAの複製・転写などを担います。蛋白質の糖鎖付加を行う主な小器官ではありません。
2.細胞膜
誤り。
細胞膜には糖蛋白が存在しますが、糖鎖の付加・成熟を行う場ではありません。
3.ゴルジ装置
正しい。
ゴルジ装置は蛋白質の糖鎖を付加・修飾し、目的地ごとに選別します。
4.リソソーム
誤り。
リソソームは酸性加水分解酵素による細胞内分解を担います。
5.リボソーム
誤り。
リボソームはmRNAを翻訳してポリペプチドを合成しますが、糖鎖修飾は行いません。
覚えるポイント
- 糖鎖の成熟・修飾はゴルジ装置です。
- 蛋白合成はリボソーム、分泌蛋白の初期処理は粗面小胞体です。
- ゴルジ装置は修飾・選別・梱包を担います。