71AM019第71回 臨床検査技師国家試験 過去問

肺拡散能〈 Lco〉が低下しないのはどれか。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

DLcoが低下する4つの要因、膜障害・面積減少・血流低下・Hb低下を整理します。

解説

肺拡散能〈DLco〉は、肺胞から肺毛細血管血液へ一酸化炭素が移動する能力を表します。肺胞表面積、肺胞毛細血管膜、肺毛細血管血液量、ヘモグロビン濃度などに影響されます。

気管支喘息では肺胞構造と肺毛細血管床が保たれるため、DLcoは一般に低下せず、正常から高値です。肺気腫、肺切除、間質性肺炎、肺血栓塞栓症ではそれぞれ表面積、肺容量、膜、血流が減少してDLcoが低下します。

選択肢の確認

1.肺気腫
低下します。
肺気腫では肺胞壁破壊によりガス交換面積と毛細血管床が減少し、DLcoが低下します。

2.肺切除後
低下します。
肺切除後は機能する肺容量とガス交換面積が減少し、DLcoが低下します。

3.間質性肺炎
低下します。
間質性肺炎では肺胞毛細血管膜が肥厚し、拡散障害によってDLcoが低下します。

4.気管支喘息
正答。低下しません。
気管支喘息は気道狭窄が中心で肺胞膜は保たれ、DLcoは通常低下しません。

5.肺血栓塞栓症
低下します。
肺血栓塞栓症では肺毛細血管血流が減少し、DLcoが低下します。

覚えるポイント

  • 喘息のDLcoは正常から高値です。
  • 肺気腫・間質性肺炎・肺血栓塞栓症ではDLcoが低下します。
  • 貧血でもDLcoは見かけ上低下するためHb補正が重要です。
71AM01871AM020
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