70PM096|第70回 臨床検査技師国家試験 過去問
生体組織の商用交流における導電率の大小関係で正しいのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
生体組織の導電率を、水分・電解質量と細胞膜の絶縁性から考えます。
解説
生体の導電率は、主に水分量と移動可能なイオン量が多いほど高くなります。一方、脂肪、角質、骨などは水分・電解質が少なく、導電率が低い組織です。細胞膜も脂質二重層からなるため、細胞内液や細胞外液より電気を通しにくくなります。
商用交流周波数付近では、血清は全血より導電率が高いとされます。全血では赤血球膜が電流の流れを妨げるためです。
解き方
「水分・電解質が多い組織は高い」「脂肪・角質・細胞膜は低い」という2原則から判定します。
選択肢の確認
1.角 質 > 真 皮
誤り。
角質は水分が少なく絶縁性が高いため、真皮より導電率は低くなります。大小関係が逆です。
2.血 清 > 全 血
正しい。
血清は電解質を豊富に含み、赤血球膜による妨げがないため、全血より導電率が高いです。
3.骨 髄 > リンパ液
誤り。
リンパ液は水分・電解質を多く含み、骨髄より導電率が高いと考えます。大小関係が逆です。
4.細胞膜 > 細胞内液
誤り。
細胞膜は脂質二重層で電気を通しにくく、電解質を含む細胞内液より導電率は低いです。
5.脂 肪 > 筋組織
誤り。
脂肪は水分・電解質が少なく、筋組織より導電率が低いです。大小関係が逆です。
覚えるポイント
- 水分・電解質が多いほど導電率は高くなります。
- 血清は全血より導電率が高いです。
- 角質・脂肪・細胞膜は導電率が低いです。