70PM095|第70回 臨床検査技師国家試験 過去問
滅菌装置で正しいのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正答
1
この問題のポイント
滅菌法ごとの温度、湿度、適応器材、代表的条件を比較します。
解説
低温プラズマ滅菌は、過酸化水素などを利用する低温滅菌法で、耐熱性・耐湿性の低いカテーテル類や内視鏡関連器材などに用いられます。ただし、材質や管腔の長さ・内径などによって適否があるため、機器の取扱説明書に従います。
乾熱滅菌は高温の乾燥空気を用い、代表条件は160℃・120分などです。酸化エチレンガス〈EOG〉滅菌は低温で行えますが、毒性・可燃性があり、十分なエアレーションが必要です。高圧蒸気滅菌は飽和水蒸気を用い、乾熱より効率よく蛋白を変性させます。
オートクレーブの条件は温度・圧力・時間を組み合わせて示し、代表例は121℃、約2気圧〈絶対圧〉、15〜20分です。圧力だけを「1.5気圧、15分」とする記述は不十分です。
選択肢の確認
1.プラズマ滅菌装置はカテーテル類の滅菌に使用される。
正しい。
プラズマ滅菌装置は低温で処理でき、適合するカテーテル類などの滅菌に使用されます。
2.乾熱滅菌装置の滅菌条件は 140 ℃、 3 時間以上である。
誤り。
乾熱滅菌の代表条件は160℃・120分などであり、140℃・3時間以上は本問の標準条件として不適切です。
3.酸化エチレンガス〈EOG〉滅菌装置は高温滅菌法である。
誤り。
EOG滅菌は耐熱性の低い器材に用いられる低温滅菌法で、高温滅菌法ではありません。
4.熱を用いる滅菌では、湿熱よりも乾熱の方が滅菌効率が良い。
誤り。
同じ温度なら水蒸気を用いる湿熱の方が熱伝達と蛋白変性が効率的で、乾熱より滅菌効率が高いです。
5.高圧蒸気滅菌装置〈オートクレーブ〉の滅菌条件は 1.5 気圧、15 分間である。
誤り。
オートクレーブは温度・圧力・時間の組合せで管理します。代表条件は121℃、約2気圧〈絶対圧〉、15〜20分であり、この記述は不適切です。
覚えるポイント
- プラズマ・EOGは低温滅菌です。
- 乾熱の代表条件は160℃・120分です。
- 高圧蒸気は湿熱で、乾熱より効率的です。