70PM073|第70回 臨床検査技師国家試験 過去問
毒素型食中毒の病原体で正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
食品中であらかじめ産生された毒素を摂取する毒素型食中毒を選びます。
解説
毒素型食中毒は、食品中で菌が増殖して産生した毒素を摂取して発症します。Staphylococcus aureusのエンテロトキシンは耐熱性が高く、摂取後数時間という短い潜伏期で激しい悪心・嘔吐を起こします。
代表的な毒素型には黄色ブドウ球菌、ボツリヌス菌、嘔吐型Bacillus cereusがあります。Campylobacter、Listeria、Shigella、腸炎ビブリオは基本的に生菌を摂取して腸管で病原性を示す感染型として扱います。
鑑別のポイント
短い潜伏期と嘔吐優位なら、食品中の既成毒素を考えます。
選択肢の確認
1.Campylobacter jejuni
誤り。
選択肢1はCampylobacter jejuniです。生菌による感染型食中毒で、潜伏期は一般に数日です。
2.Listeria monocytogenes
誤り。
選択肢2はListeria monocytogenesです。食品を介して感染する感染型で、既成毒素摂取型ではありません。
3.Shigella dysenteriae
誤り。
選択肢3はShigella dysenteriaeです。腸管感染により発症し、毒素型食中毒には分類しません。
4.Staphylococcus aureus
正しい。
選択肢4はStaphylococcus aureusです。食品中で産生された耐熱性エンテロトキシンによる毒素型食中毒です。
5.Vibrio parahaemolyticus
誤り。
選択肢5はVibrio parahaemolyticusです。海産物を介する感染型食中毒です。
覚えるポイント
- 黄色ブドウ球菌は既成エンテロトキシンによる毒素型です。
- 潜伏期が短く、嘔吐が目立ちます。
- Campylobacterや腸炎ビブリオは感染型です。