70PM031|第70回 臨床検査技師国家試験 過去問
アルドステロンの作用はどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正答
3
この問題のポイント
アルドステロンの腎集合管でのNa再吸収とK・H分泌を理解します。
解説
アルドステロンは副腎皮質球状帯から分泌される鉱質コルチコイドです。腎遠位尿細管・集合管の主細胞に作用し、上皮型NaチャネルやNa/K-ATPaseを増やしてNa再吸収を促進します。その結果、水分保持と循環血液量増加に寄与します。
同時にK分泌を促進し、介在細胞ではH+分泌にも関与します。過剰では高血圧、低K血症、代謝性アルカローシス、欠乏では低Na血症、高K血症、代謝性アシドーシスを起こし得ます。
病態のポイント
アルドステロンは「Naを戻し、KとHを出す」と覚えます。
選択肢の確認
1.骨形成
誤り。
骨形成を直接促進する主要ホルモンではありません。骨代謝ではPTH、ビタミンD、カルシトニンなどを考えます。
2.脂質合成
誤り。
脂質合成はアルドステロンの代表的作用ではありません。
3.Na 再吸収
正しい。
腎遠位部でNa再吸収を促進するため、正しい選択肢です。
4.血糖値低下
誤り。
血糖値を低下させるのは主にインスリンです。アルドステロンの作用ではありません。
5.心拍数上昇
誤り。
心拍数上昇はカテコールアミンなどの作用で、アルドステロンの直接作用ではありません。
覚えるポイント
- アルドステロンはNa再吸収を促進します。
- K・H分泌を促進します。
- 過剰では低K性代謝性アルカローシス、欠乏では高K性代謝性アシドーシスを考えます。