70PM026|第70回 臨床検査技師国家試験 過去問
右側腹部超音波像(別冊No. 7)を別に示す。 最も考えられるのはどれか。

解答・解説を見る
正解: 2
正答
2
この問題のポイント
腎内の高輝度エコーと後方音響陰影から腎結石を同定します。
解説
右側腹部超音波像では、腎洞付近に強い高エコー域があり、その深部に後方音響陰影を伴います。硬い石灰化病変が超音波を強く反射・減衰させる典型像で、腎結石と判断します。
結石が小さい場合は音響陰影が明瞭でないこともあり、カラードプラでtwinkle artifactを認める場合があります。水腎症では腎盂・腎杯が無エコーに拡張し、囊胞は円形無エコー、後方増強を示します。
超音波で見るポイント
高エコーだけでなく、後方音響陰影と病変位置を確認します。
選択肢の確認
1.水腎症
誤り。
水腎症は腎盂・腎杯の連続する無エコー拡張として描出されます。高輝度エコーと音響陰影が主所見ではありません。
2.腎結石
正しい。
腎結石は高輝度エコーと後方音響陰影を示し、画像所見に合致します。
3.腎囊胞
誤り。
腎囊胞は境界明瞭な円形・楕円形無エコー域と後方エコー増強を示します。
4.尿管結石
誤り。
尿管結石でも高エコーと音響陰影を示しますが、本画像で病変は腎内に位置しています。
5.腎細胞癌
誤り。
腎細胞癌は通常、腎実質から突出する充実性腫瘤として描出され、単純な音響陰影を伴う点状高エコーとは異なります。
覚えるポイント
- 結石は高エコー+後方音響陰影です。
- 水腎症は腎盂・腎杯の無エコー拡張です。
- 囊胞は無エコー+後方増強です。