70PM025第70回 臨床検査技師国家試験 過去問

心尖部長軸像のカラードプラ像(別冊No. 6)を別に示す。 最も考えられるのはどれか。

70PM025の問題画像
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正解: 5

正答

5

この問題のポイント

カラードプラで逆流ジェットの起始部と方向を読み、大動脈弁閉鎖不全を診断します。

解説

心尖部長軸像では左室、左房、僧帽弁、大動脈弁、上行大動脈の位置関係を確認します。画像では拡張期に大動脈弁から左室流出路内へ向かう逆流ジェットが描出されており、大動脈弁閉鎖不全症を示します。

カラードプラの赤・青は動脈血・静脈血を意味するのではなく、プローブに近づくか遠ざかるかを表します。逆流診断では色そのものより、時相、起始部、流れる腔、モザイク状乱流を確認します。

超音波で見るポイント
大動脈弁から左室へ戻る拡張期ジェットはAR、僧帽弁から左房へ向かう収縮期ジェットはMRです。

選択肢の確認

1.僧帽弁狭窄症
誤り。
僧帽弁狭窄症では拡張期の左房から左室への流入加速、弁尖のドーミングなどを評価します。大動脈弁からの逆流とは異なります。

2.大動脈弁狭窄症
誤り。
大動脈弁狭窄症では収縮期に大動脈弁を通過する高速ジェットを認めます。左室へ戻る拡張期逆流ではありません。

3.心室中隔欠損症
誤り。
心室中隔欠損症では心室中隔を横切る左室から右室への短絡血流を認めます。起始部が異なります。

4.僧帽弁閉鎖不全症
誤り。
僧帽弁閉鎖不全症では収縮期に僧帽弁から左房へ向かう逆流ジェットを認めます。

5.大動脈弁閉鎖不全症
正しい。
大動脈弁閉鎖不全症では拡張期に大動脈から左室へ逆流し、画像所見に一致します。

覚えるポイント

  • ARは拡張期に大動脈弁から左室へ逆流します。
  • MRは収縮期に僧帽弁から左房へ逆流します。
  • カラーの色ではなく、時相・起始部・方向を読みます。
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