70PM020第70回 臨床検査技師国家試験 過去問

二酸化炭素排出量が一定のとき動脈血二酸化炭素分圧と反比例の関係にあるのは どれか。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

肺胞換気式から、PaCO2と反比例する換気量を選びます。

解説

動脈血二酸化炭素分圧PaCO2は、二酸化炭素産生量が一定なら肺胞換気量に反比例します。

PaCO2 = K × 二酸化炭素排出量 / 肺胞換気量

肺胞換気量は、分時換気量から死腔換気量を除いた、実際にガス交換へ寄与する換気量です。呼吸数や一回換気量が増えても、その増加分が死腔換気にとどまればPaCO2は十分に低下しません。

計算の考え方
CO2排出量が一定なら、肺胞換気量が2倍になるとPaCO2はおよそ半分になります。

選択肢の確認

1.一回換気量
誤り。
一回換気量は肺胞換気量を構成しますが、死腔量を含むため単独ではPaCO2と一意に反比例しません。

2.最大換気量
誤り。
最大換気量は随意的な最大換気能力の指標で、安静時PaCO2との反比例式に直接用いる量ではありません。

3.死腔換気量
誤り。
死腔換気量が増えると有効な肺胞換気が減り、PaCO2はむしろ上昇し得ます。反比例する本体ではありません。

4.肺胞換気量
正しい。
二酸化炭素排出量一定の条件では、PaCO2は肺胞換気量に反比例します。

5.分時換気量
誤り。
分時換気量には死腔換気が含まれるため、PaCO2を規定するのはそのうち肺胞換気量です。

覚えるポイント

  • PaCO2は肺胞換気量に反比例します。
  • 肺胞換気量 = (一回換気量−死腔量)×呼吸数です。
  • 分時換気量と肺胞換気量を混同しません。
70PM01970PM021
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