70AM082|第70回 臨床検査技師国家試験 過去問
温度依存性蛋白はどれか。 2 つ選べ。
2つ選択
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正解: 3・4
正答
3、4
この問題のポイント
加温によって沈殿・凝固する異常蛋白を選び、低温で沈殿するクリオグロブリンと区別します。
解説
パイログロブリンとBence Jones蛋白は温度依存性の異常蛋白です。パイログロブリンは加温で沈殿・ゲル化し、一般に冷却しても再溶解しにくい性質を持ちます。
Bence Jones蛋白は免疫グロブリン遊離軽鎖で、40〜60℃付近で沈殿し、さらに高温ではいったん再溶解し、冷却すると再び沈殿する特徴的な熱凝固反応を示します。
選択肢の確認
1.ヘモペキシン
誤り。
ヘモペキシンは遊離ヘムを結合する血漿蛋白で、代表的な温度依存性蛋白ではありません。
2.ハプトグロビン
誤り。
ハプトグロビンは遊離ヘモグロビンを結合する血漿蛋白で、温度依存性異常蛋白ではありません。
3.パイログロブリン
正しい。
パイログロブリンは加温によって沈殿・凝固する温度依存性蛋白です。
4.Bence Jones 蛋白
正しい。
Bence Jones蛋白は特有の熱凝固・再溶解反応を示すため、温度依存性蛋白です。
5.α1‑アンチトリプシン
誤り。
α1-アンチトリプシンはセリンプロテアーゼ阻害蛋白で、代表的な温度依存性蛋白ではありません。
覚えるポイント
- パイログロブリンは加温で沈殿します。
- Bence Jones蛋白は40〜60℃で沈殿し、沸騰近くで再溶解します。
- クリオグロブリンは低温で沈殿する蛋白です。