70AM059|第70回 臨床検査技師国家試験 過去問
播種性血管内凝固〈DIC〉で上昇するのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
DICでは凝固活性化と二次線溶が同時に進み、消費と分解産物増加が起こります。
解説
DICでは全身性に凝固系が活性化され、微小血栓が形成されます。同時に線溶系も活性化され、架橋フィブリンが分解されるためD-ダイマーが上昇します。
血小板、フィブリノゲン、アンチトロンビン、プロテインC、プラスミンインヒビターなどは消費されて低下する方向です。出血と臓器障害が併存する点が特徴です。
選択肢の確認
1.PIVKA‑Ⅱ
誤り。
PIVKA-ⅡはビタミンK欠乏や肝細胞癌で上昇する異常プロトロンビンです。DICの代表的上昇マーカーではありません。
2.D‑ダイマー
正しい。
架橋フィブリン分解産物であるD-ダイマーはDICで上昇します。
3.プロテイン C
誤り。
プロテインCは凝固抑制因子で、DICでは消費・低下します。
4.アンチトロンビン
誤り。
アンチトロンビンはトロンビンなどを阻害しますが、DICでは消費され低下します。
5.プラスミンインヒビター
誤り。
プラスミンインヒビターは線溶亢進に伴って消費され、低下します。
覚えるポイント
- DICではD-ダイマーとFDPが上昇します。
- 血小板・フィブリノゲン・AT・プロテインCは低下します。
- 凝固亢進と線溶亢進が併存します。