70AM051|第70回 臨床検査技師国家試験 過去問
腎近位尿細管の刷子縁に一致する電子顕微鏡像はどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
刷子縁を形成する細胞表面構造と、運動性を持つ線毛を区別します。
解説
腎近位尿細管は水や溶質を大量に再吸収するため、管腔側表面に多数の微絨毛を持ちます。微絨毛が密集して刷子縁を形成し、表面積を大きくします。
微絨毛はアクチンフィラメントを骨格とする短い突起です。線毛は微小管からなる運動性構造で、気道上皮や卵管上皮などにみられます。
選択肢の確認
1.線 毛
誤り。
線毛は運動性を持つ比較的長い突起で、近位尿細管の刷子縁ではありません。
2.微絨毛
正しい。
微絨毛が密集して近位尿細管の刷子縁を形成するため正しいです。
3.ゴルジ装置
誤り。
ゴルジ装置は細胞内で蛋白質の修飾・輸送に関与する小器官です。
4.粗面小胞体
誤り。
粗面小胞体はリボソームを付着し、分泌蛋白などを合成する細胞内小器官です。
5.ミトコンドリア
誤り。
ミトコンドリアはATP産生に関与し近位尿細管に豊富ですが、刷子縁そのものではありません。
覚えるポイント
- 近位尿細管の刷子縁は微絨毛です。
- 微絨毛はアクチン、線毛は微小管が骨格です。
- 近位尿細管には再吸収のためミトコンドリアも豊富です。