70AM044第70回 臨床検査技師国家試験 過去問

血中カルシウムで正しいのはどれか。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

総カルシウムとイオン化カルシウム、アルブミン結合、pHの影響を区別します。

解説

血清カルシウムは、およそ半分が生理活性を持つイオン型、約40%がアルブミンなどへの蛋白結合型、残りが陰イオンとの複合体として存在します。

アルカローシスではアルブミンの陰性荷電が増え、カルシウム結合が増加します。その結果、総カルシウムが大きく変わらなくてもイオン化カルシウムが低下し、しびれやテタニーを起こすことがあります。

選択肢の確認

1.約 30%がイオン型で存在する。
誤り。
イオン型は約50%であり、約30%ではありません。

2.基準範囲は 3.6〜4.4 mg/dL である。
誤り。
総カルシウムの基準範囲はおおむね8.5〜10.5 mg/dLです。3.6〜4.4 mg/dLは低すぎます。

3.低アルブミン血症では偽高値を示す。
誤り。
低アルブミン血症では蛋白結合型が減るため総カルシウムは低値になりやすく、偽高値ではありません。

4.アルカローシスではイオン型が低下する。
正しい。
アルカローシスではアルブミン結合が増え、イオン型カルシウムが低下するため正しいです。

5.副甲状腺ホルモン〈PTH〉の作用で低下する。
誤り。
PTHは骨吸収、腎でのCa再吸収、活性型ビタミンD産生を促し、血中カルシウムを上昇させます。

覚えるポイント

  • 血清Caの約半分がイオン型です。
  • アルカローシスではイオン化Caが低下します。
  • 低アルブミンでは総Caが低下してもイオン化Caは保たれることがあります。
70AM04370AM045
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