70AM014|第70回 臨床検査技師国家試験 過去問
欠乏により巨赤芽球性貧血をきたすのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
DNA合成障害による巨赤芽球性貧血を起こすビタミンを選びます。
解説
ビタミンB12は葉酸代謝とDNA合成に必要です。欠乏すると核の成熟が遅れる一方で細胞質成熟が進む核・細胞質成熟解離が起こり、巨赤芽球性貧血となります。
末梢血では大球性貧血、過分葉好中球、骨髄では巨赤芽球を認めます。ビタミンB12欠乏では亜急性連合性脊髄変性などの神経症状を伴う点が、葉酸欠乏との重要な鑑別です。
選択肢の確認
1.ビタミン A
誤り。
ビタミンA欠乏では夜盲症や上皮の角化異常が中心です。
2.ビタミン B12
正しい。
ビタミンB12欠乏はDNA合成障害を介して巨赤芽球性貧血を起こします。
3.ビタミン C
誤り。
ビタミンC欠乏では壊血病、出血傾向、創傷治癒遅延などを認めます。
4.ビタミン D
誤り。
ビタミンD欠乏ではくる病や骨軟化症を起こします。
5.ビタミン E
誤り。
ビタミンE欠乏では溶血性貧血や神経障害を起こすことがありますが、巨赤芽球性貧血ではありません。
覚えるポイント
- 巨赤芽球性貧血はビタミンB12または葉酸欠乏で起こります。
- B12欠乏では神経症状を伴います。
- 末梢血の過分葉好中球も重要です。