70AM003第70回 臨床検査技師国家試験 過去問

精度管理法で正しいのはどれか。

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正解: 5

正答

5

この問題のポイント

正確さと精密さ、シフトとトレンド、管理図に用いる統計量を区別します。

解説

精度管理では、測定値のばらつきを示す精密さと、真値からの偏りを示す正確さを分けて考えます。内部精度管理では、一定濃度の管理試料を繰り返し測定し、偶然誤差や系統誤差を早期に検出します。

X(bar)-R管理図では、X(bar)が平均値、Rが同一測定系列内の最大値と最小値の差を表します。Rは日内ばらつきの指標となるため、選択肢5が正しい記述です。

ひっかけポイント
精度という語を広い意味で使う場合でも、国試では正確さと精密さを明確に区別します。

選択肢の確認

1.精密さは真の値からの偏りの程度をいう。
誤り。
精密さは反復測定値どうしの一致の程度です。真の値からの偏りは正確さに関する概念です。

2.マルチルール管理図法は患者検体を用いる。
誤り。
マルチルール管理図法は、患者検体ではなく濃度が管理された管理試料の測定値を用います。

3.2 シグマ法での管理では統計学的に 10 回に 1 回は外れ値が出現する。
誤り。
正規分布で平均±2SDを外れる確率は両側で約4.6%、およそ22回に1回です。10回に1回ではありません。

4.管理試料の測定値が 3 点連続して上昇傾向を示した場合をシフト現象とい う。
誤り。
連続して上昇または下降するのはトレンド現象です。シフトは複数点が平均値の一方に連続して偏る現象です。

5.X(bar)‑R 管理図法の R は日内の管理試料の測定値の最大値と最小値の差で ある。
正しい。
Rは、同一日に反復測定した管理試料の最大値と最小値の差で、日内のばらつきを示します。

覚えるポイント

  • 精密さはばらつき、正確さは真値からの偏りです。
  • 連続上昇・下降はトレンド、一方向への偏りはシフトです。
  • X(bar)は平均、Rは範囲です。
70AM00270AM004
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