7AM5第7回 公認心理師国家試験 過去問

心理学基礎-06 感覚・知覚:視覚・奥行き・精神物理

異なる位置にある2つの刺激を、適切な短い時間間隔で交互に点滅させると、刺激が2つの位置を移動するように見えることを表す用語として、最も適切なものを1つ選べ。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

この問題では、感覚・知覚のうち、運動知覚に関する用語が問われています。

キーワードは、「異なる位置」「2つの刺激」「短い時間間隔で交互に点滅」「移動するように見える」です。

解説

仮現運動とは、実際には静止している刺激が、短い時間間隔で異なる位置に提示されることで、連続して動いているように知覚される現象です。

映画、アニメーション、電光掲示板などでは、静止画像や光点が連続的に提示されることで動きとして知覚されます。物理的に刺激そのものが移動しているわけではない点が重要です。

ひっかけポイント
運動知覚の用語は似ています。仮現運動は「交互提示で動いて見える」、自動運動は「暗所の静止光点が動いて見える」、誘導運動は「周囲の動きにより別の対象が動いて見える」と区別します。

選択肢の確認

1.運動視差
判定:適切とはいえない。
運動視差は、観察者が動いたときに、近くの対象ほど速く、遠くの対象ほど遅く動いて見える奥行き知覚の手がかりです。交互に点滅する刺激が移動して見える現象ではありません。

2.仮現運動
判定:最も適切。
異なる位置にある刺激を短い時間間隔で交互に提示すると、刺激が連続して移動しているように知覚されます。問題文の説明に合致します。

3.自動運動
判定:適切とはいえない。
自動運動は、暗い場所で静止した小さな光点を見ていると、その光点が動いているように見える現象です。2つの刺激を交互に点滅させる現象ではありません。

4.誘導運動
判定:適切とはいえない。
誘導運動は、周囲の枠組みや背景が動くことによって、静止している対象が動いているように見える現象です。問題文のように2つの刺激を交互に提示する現象ではありません。

5.両眼視差
判定:適切とはいえない。
両眼視差は、左右の眼に映る像のずれを手がかりに奥行きを知覚する仕組みです。運動して見える現象ではなく、奥行き知覚に関する概念です。

覚えるポイント

  • 仮現運動は、静止刺激の連続提示で動いて見える現象です。
  • 運動視差両眼視差は、奥行き知覚の手がかりです。
  • 自動運動誘導運動仮現運動の違いを具体例で区別して覚えます。

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