R05B8|令和5年度 准看護師試験 過去問
人体のしくみと働き内分泌・ホルモン甲状腺・副甲状腺
サイロキシンについて、正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、サイロキシン、甲状腺ホルモンの働きが問われています。
サイロキシンは甲状腺ホルモンの一つで、基礎代謝、体温、成長・発達に関係します。
解説
サイロキシンは甲状腺から分泌されるホルモンで、T4とも呼ばれます。体内の代謝を高める働きがあります。分泌が低下すると、基礎代謝が低下し、寒がり、体重増加、便秘、徐脈、倦怠感などがみられることがあります。
サイロキシンにはヨウ素が含まれます。鉄が結合しているわけではありません。
血漿カルシウム濃度の調節に強く関係するのは、副甲状腺ホルモンやカルシトニンです。サイロキシンの分泌は主に視床下部、下垂体、甲状腺の調節を受けます。
サイロキシンの分泌が亢進すると基礎代謝が上がり、暑がり、体重減少、頻脈、発汗などがみられます。体温が低下するわけではありません。
准看護師としての観察ポイント
甲状腺機能低下では寒がり、浮腫、徐脈、便秘、眠気を観察します。甲状腺機能亢進では頻脈、発汗、体重減少、手指振戦、不眠を観察します。
選択肢の確認
1.血漿カルシウム(Ca)濃度の影響を受ける。
誤り。
血漿カルシウム濃度に強く関係するのは副甲状腺ホルモンやカルシトニンです。サイロキシンの説明としては適切ではありません。
2.鉄(Fe)が結合している。
誤り。
サイロキシンにはヨウ素が含まれます。鉄が結合しているわけではありません。
3.分泌が低下すれば基礎代謝が低下する。
正しい。
サイロキシンは代謝を高めるホルモンであり、分泌が低下すると基礎代謝が低下します。
4.分泌が亢進すれば体温が低下する。
誤り。
サイロキシン分泌が亢進すると代謝が高まり、暑がり、発汗、頻脈などがみられます。体温が低下するわけではありません。
覚えるポイント
- サイロキシンは甲状腺ホルモンである。
- サイロキシンは基礎代謝を高める。
- 分泌低下では基礎代謝が低下する。
- サイロキシンにはヨウ素が含まれる。
- 甲状腺機能異常では脈拍、体重、便通、体温感覚を観察する。