R05A58|令和5年度 准看護師試験 過去問
経鼻経管栄養法とその看護について、適切なのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、経鼻経管栄養法の適応、体位、合併症、観察が問われています。
経鼻経管栄養では、チューブ位置の確認と誤嚥・誤挿入の予防が最重要です。
解説
経鼻経管栄養法は、口から十分に食事を摂取できない場合でも、消化管機能が保たれている患者に用いられます。消化管機能が著しく低下している患者には適しません。
最も危険な合併症は、チューブが気管に入る気管への誤挿入です。気管に誤挿入されたまま栄養剤を注入すると、窒息、誤嚥性肺炎、重篤な呼吸障害につながる危険があります。
注入時は、誤嚥を防ぐために上半身を30~45度程度挙上します。仰臥位で注入するのは危険です。
経管栄養中は、下痢、便秘、腹部膨満、悪心・嘔吐、胃残量、発熱、咳込み、SpO2低下などを観察します。ただし、この問題では最も重要な合併症として気管への誤挿入を選びます。
安全管理上のポイント
注入前にはチューブの固定位置、マーキング、胃内容物、患者の呼吸状態を確認します。咳込み、呼吸困難、チアノーゼ、SpO2低下があれば注入せず、速やかに報告します。
選択肢の確認
1.消化管機能が低下している患者に適している。
誤り。
経鼻経管栄養法は、消化管機能が保たれている患者に適しています。消化管機能が著しく低下している場合は適しません。
2.仰臥位で注入する。
誤り。
仰臥位で注入すると誤嚥の危険が高まります。注入時は上半身を挙上します。
3.最も危険な合併症は気管への誤挿入である。
適切である。
チューブが気管に誤挿入された状態で注入すると、窒息や誤嚥性肺炎など重篤な合併症につながります。
4.便秘の有無を観察する。
誤り。
便秘の観察自体は必要ですが、この問題では経鼻経管栄養法で最も危険な合併症を問う流れから、気管への誤挿入が最も適切です。
覚えるポイント
- 経鼻経管栄養は消化管機能が保たれている患者に用いる。
- 注入時は上半身を挙上する。
- 最も危険な合併症は気管への誤挿入である。
- 注入前にチューブ位置と呼吸状態を確認する。
- 咳込み、呼吸困難、SpO2低下は速やかに報告する。