R05A121|令和5年度 准看護師試験 過去問
疾病の成り立ちと回復の促進脳神経・感覚器疾患眼疾患
視力低下を伴う疾患について、正しいのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、高齢者に多い視力低下を伴う眼疾患が問われています。
白内障、緑内障、加齢黄斑変性、老視は、症状や障害される部位を分けて覚えることが大切です。
解説
老人性白内障は、加齢により水晶体が混濁する疾患です。水晶体はカメラのレンズのような働きをしており、混濁すると視界がかすむ、まぶしい、視力が低下するなどの症状がみられます。
老視は、加齢により水晶体の弾力性や調節力が低下し、近くが見えにくくなる状態です。一般に40歳代ころから自覚されることが多く、60歳代から初めて現れるとは限りません。
緑内障は、眼圧上昇などにより視神経が障害され、視野障害を起こす疾患です。眼圧が下がる疾患として覚えるのは誤りです。
加齢黄斑変性は、網膜の中心部である黄斑が障害され、中心視力が低下する疾患です。失明原因となることがあるため、軽視してはいけません。
准看護師としての観察ポイント
視力低下がある患者では、転倒、服薬間違い、食事摂取困難、移動時の不安に注意します。急な視力低下、眼痛、視野欠損がある場合は速やかに報告します。
選択肢の確認
1.老視は 60 歳代から現れる。
誤り。
老視は一般に40歳代ころから自覚されることが多く、60歳代から現れると限定するのは適切ではありません。
2.老人性白内障は水晶体が混濁する。
正しい。
老人性白内障は、加齢により水晶体が混濁し、視力低下やかすみ、まぶしさを生じます。
3.緑内障は眼圧が下がる。
誤り。
緑内障は眼圧上昇などにより視神経が障害される疾患です。眼圧が下がる疾患ではありません。
4.加齢黄斑変性は失明の原因ではない。
誤り。
加齢黄斑変性は中心視力を障害し、失明原因となることがあります。
覚えるポイント
- 白内障は水晶体の混濁である。
- 緑内障は視神経障害と視野障害が重要である。
- 加齢黄斑変性は中心視力低下を起こす。
- 老視は近くが見えにくくなる加齢変化である。
- 視力低下のある高齢者では転倒予防を行う。